販売員で多いのが、あちこちを転々としている人。理由の一つとしては閉店、洋服が好きなだけにそこの商品を見飽きてしまったという理由も多いです。
そして意外と多いのが「人間関係」なんです。子供みたいですが。どうも巻き込まれたという人もいれば、台風の目もいます。
ただお仕事に対して厳しい人というだけではないんですね。それはいわく付きの人。そんなのに2人に遭遇してしまいましたが本当に怖かったです。
まず私が言いたいのは、あちこちを転々としている人全員がクセありではないですし、そいつと対立した人全員が正しいわけでもないのですが、これから頑張るという人の妨げになりうる人材であり、実績もそれなりにはあるんでしょうが入るなり店内をかき回し、とにかく争い事を辞さない言い分で吹っ掛けてきては吠えるんです!
道理が通用しない同僚
私は2人目に遭遇した時に「私も含め、皆なぜ混乱させられるんだろうか?シカトするなり、迷惑行為を暴いてやるとか、はたまた脇腹にパンチをするなり黙らせられないだろうか?」とも思いましたが、そもそも道理というものが通じないのがいわく付きの人という者。
(暴力だって悪いですが)あくまでも個人的な感情抜きに説明しようとしても「結局個人的な恨みかい」と思われても仕方ないですが、本当にこの世には「迷惑をかけ、かつ道理というものも通用させない場を作る人」というのがいるんです!
なぜ対処しなかったのか?後から文句をつけているだけ。と言われれば返す言葉はないのですが知らずに巻き込まれ、困った時にお役に立てたらと思って書かせてもらいます。
どこも同じ…ではありませんが
読む人によっては「そんなとこと一緒にするな」と思われそうですが、あくまでも私がいたお店で、様々な経験のスタッフと関わり見た事、聞いた事なので「どこも同じ」と言いたいのではありません。
最初に勤めたお店は若手だったせいか人間関係のトラブルには無縁でした。
次の2社がスタッフひとりひとりがベテランで、皆さんよく衝突していました。まず、一人が公休の間に入荷があったとします。
商品読み取りでチェック。そこまでは良いのですが次の日に公休明けの人が店内を見てイヤな雰囲気を醸し出す時があるんです。
好みの問題を押し付けない
なら「コレ、置き換えても良いですか?」と言って好きにすれば良いのにブツブツ意地悪を呟いては子供みたいにスネる。この件はよくありました。
テメェの部屋の家具を勝手にいじられたんじゃあるまいし。本当にいやです。
私達下っ端は昨日届いた荷物を解き、昨日居た一番上の人の指示に従って新商品を店内に出したんですが、そいつからしたら下っ端も同罪です。
空気を読めなかった私は一度そういう人に「え?あなたが発注した商品だったんですか?」という逆撫でしてしまう事を言ったら一週間以上無視という酷い目に遭いました。
他の下っ端達は私の発言が可笑しかったようで、いつまでもからかわれましたが皆、そう思うはず。
だから面白かったのでしょう。人の上に立つという事は決して好みの問題を押し付けてスネて良いという事ではありません。
洋服という、自分の好みと背中合わせの物を扱うからこそ出てくる問題です。
恐怖の引き継ぎナシ事件
いわく付きの人が来ると、後にも先にも「子供のケンカの方がまだマシだな」と思う事が起こります。
まずは、その人に教えるのがイヤ!と先輩が言う。何もそこまで…。ですが、その曰く付きのトラブルメーカーだってハナから先輩の言う事など聞く気は無く、自分が一番だと信じて疑わないわけです。
可笑しい話ですがヤツは先輩を追い出し、やりたい放題なんですが何ヶ月かするとせシワ寄が回って来て結局その人は退職するんです。
退職してくれれば残された者達はホッと胸をなでおろして仕事に集中出来るんですが、退職してくれるまでが大変で大変で。
中にはヤツが辞めるまで我慢出来ずに先に辞めてしまうスタッフもいました。
辞めた後
ヤツが辞めた後、みんなで仕事に集中しようと団結したのですが仕方なく、そこで別れる運命だったと思う他なく、また新しいスタッフを迎えて頑張りました。
いわく付きの最悪な人とはいえ、影でみんなで静かに「早く辞めてしまえ」と願うなんて私達にも罪はないとは言えないのです。
やっぱりそんな私達にもシワ寄せは回って来るんです。ヤツからまともな引き継ぎナシというシワ寄せ。
思えば、そんな厄介な人を入れてしまったという引け目からか本社の人も協力的で、なんとかその引き継ぎナシという山を越して穏やかに営業という日が来ました。
色々な要因で人格ができる上がるように、曰く付きのトラブルメーカーは最初から変ではなかったのかもしれません。
どうして居た店居た店で伝説になるようなトラブルを起こすようになったのかはわかりませんが、もう、誰にも言ってもらって気付かせてもらえないとなれば改善する見込みはないので、会ったが最後、ヤツが辞めるまで自分は残るぞ!という心意気でかかりましょう。
印象深い曰く付きの人
なぜ私が曰く付きのトラブルメーカーの話をしたがるのか。あまりにも印象深い人だったからか?
個人的な感情もありますが、これからアパレル業界で頑張りたいという人が曰く付きの人物に引っ掛かって「あの人とは一緒に仕事をしていけない」と音を上げて退職…という事にならないよう、対処法とまではいきませんがいつか「よくある事だ。今は我慢」と思えたらと、お話します。
生きていればソリが合わない人にも出くわしますが、曰く付きのトラブルメーカー販売員というのはその試練と言っても過言ではありません。
滅多打ちにされるのも、返り討ちにしてやるのも、黙ってやり過ごすのもどれも出くわした人の人生のうちだとしても、ああいった人間に対しては軽く心構えしていたって罰は当たりません。
販売員は横の繋がりも多い
そして危険信号くらい話しても罰は当たらないと思ってお話します。最初は物凄くノリも愛想も良かったし、何より経験豊富という事をアピールしてきます。
色んなお店を人間関係で辞めたわりには全くそんな気配を見せません。横の繋がりで過去を知る人物が現れても全く動じないのです。
自分に落ち度がないから!という心理なのでしょうか。最初に「おかしいな」と思ったのが、ある程度スタッフ達と馴染んだら店長に噛み付くんですね。
もう一人は店長のすぐ下の人に噛み付き、追い出すのでした。
曰く付きという事が分かるのは販売員の人は横の繋がりもあるし、閉店や移動も多いから経験があれば誰かしらと知り合っているのです。
万が一にも過去をよく知る人が同じ店で出くわしたとしても、賢い人なら「あの人、物凄く評判悪いですよ」なんて触れ回りませんし、一番近しい人にしか言いません。
ですが多数に知られる頃には上の人を追い出しているから、やっと皆が慌て出すのです。